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法座のご案内

 人は限界状況に立たされたとき、自分ひとりでは生きられないことを知る。そのとき私たちを支えるのは、知識でも合理性でもなく、誰かの存在が自分の存在の中に宿り続けているという事実である。阿弥陀如来、親鸞聖人、先立たれた僧侶や門徒、家族、友人…愛する人は死んでも消えない。その人の本質は、私という場所に生き続ける。

 

 場所が死んでいく時代だからこそ、私たちは場所をつくり続けなければならない。それは人類共通の営みである。人は限界状況のなかで、何によって生き続けることができるのか。この問いに応答する使命を意識するとどのような限界状況でもその挫折を乗り越えて開かれつ世界が実感できるだろう。