温泉津の安楽寺で有名な妙好人に浅原才市という人がおりました。
信心を得るまで20年かかったと聞いています。その浅原才市の詩に『弥陀の直説なもあみだぶつ』ということばが出てきます。
お正信偈を読む。ご法話を聞く。お寺にお参りして阿弥陀経を読誦する。阿弥陀如来のことばに触れる機会はたくさんです。
阿弥陀如来と私。
「じきじきに阿弥陀如来のお言葉をお聞かせいただいた」となれば助かります。そこがお聴聞のポイントです。
生きることと死ぬことが解決したらたすかります。わたしは助かりました。信を得た人の話しを少しでも聞いたら助かります。その人のことばが聞こえたとき(瞬間)に死ぬことと生きることが問題なくなります。助かったら問題なく生きていけるじゃないですか。死んでいくことが問題なくなれば生きていけます。それが助かったということです。それはとてもやすらぐ心、平和な心です。