· 

断酒七十日目

 おやじが全身のガンで緩和ケア病棟にうつります。

 

 お医者様からは最悪の場合とその時々の状態を説明されるだけですから家族はバタバタします。体の痛みや倦怠感がやわらいで最後の時間を苦痛を取り除生きながら過ごします。病棟はとても静かです。看護師さんの表情も穏やかなので一般病棟とは全く違います。

 

 家族がみんなで一生懸命やる。

 

 いつかわたしも同じように誰かが看護してくれるだろうかと想像しながら「自分自身ならこうしてほしい」とか「このような言葉だったら安心するだろう」など気を付けるようにしています。

 

 緩和ケア病棟の病室は静かです。

 

 断酒七十日。

 

 ふと我に返ると「いっぱいやるか」と思うのでこの気分ともたたかいます。