断酒四十日目

 漫画家になりたいと出版社に通い続けて六年の人が「漫画家です」と断言するようになって仕事が増えたという漫画を読みました。

 

 すばらしい。

 

 思い起こしてみるとわたしも同じような出来事があったので面白かったです。

 

 若い頃、ともだちが「プロ」の野球選手やサッカー選手になりたいと言って頑張っておられた姿を思い出したり、「芸能人」「小説家」「漫画家」など将来の希望を話したりしました。

 

 親友は「ミュージシャン」でしたが希望はかないません。趣味でギターを弾き続けています。

 

 弁護士とか医者などは何年も浪人して資格取得を目指す人もいます。周囲からは「そろそろあきらめたら」という言葉が出てきてくじけそうになることもあります。

 

 高校の社会科の先生が「哲学者」をあきらめず目指しておられていました。大学の先生になりたかったみたいです。

 

 あれから30年近く時間が経過してしまいどうなったのかはわかりませんが、考えてみると世の中の人みんな心の底にしまった「プロ」の世界があるのだろうと感じます。全員です。

 

 死に照らされて「もう一度」という思いが頭の中をチラホラします。

 

 大好きだった映画や漫画を見直したり、新しいものに触れたりすると「ワクワク」して楽しいです。プロ野球の選手など肉体を資本にする夢はあきらめるのもはやい。文科系はどうでしょう。

 

 生涯かけて挑戦できる世界があると思います。

 

 90歳のお婆さんが「書道」を続けたりしているのを見ているとワクワクします。本人は「趣味の世界」とか「こころが落ち着く」と言っていますがこころの底ではあきらめたりしていないのかもしれないと思うとより一層ワクワクします。

 

 どこかで触れていたい

 

 たどり着くことのできない世界に少しでも触れていたいのです。