憧れる人

 わたしがお坊さんになりたての頃、本願寺の総長がご本山をお参りなさったご門徒さんに深々と頭を下げてお見送りをなさっている姿を遠くから見ていたことがあります。

 

「やさしそうな人」というイメージがとても強く残ったことを覚えています。その人が書いた本を何度も読み返していると知らない間に言葉を覚えていきます。

 

 法話集なので読み進めやすくわかりやすいですし、感動する言葉がたくさん出てきます。

 

 このような話しのできるお坊さんになることができたらいいなと思うので言葉の一つ一つを自分の身にしみつかせて自分の言葉として話しができるようになりたいと思うのでありました。

 

 憧れる人は何歳になっても光り輝いて見えるものなんだなと思ったりもします。生きていることのよろこびや理想を追い求めることの大切さなどもよみがえります。

 こころがザラザラしたりする話しを聴いたり見たりすると今日という日に申し訳ないので、そのような出来事や人間関係に負けないよう憧れの先生の言葉を何度も口ずさみたいと思う日でした。