考えないようにしているだけなのかも

 銚子の寳満寺さんにて

 

 ビハーラの話しと「いつでもどこでもいっしょ」の話しをしました。

 

 法話の種本も紹介してみんなで自他一如と生死一如の梯實圓和上のお示しくださっている文章を読み合わせしてみました。

 前半が終わって資料を配布。お茶の時間に目を通してもらうという段取りにしました。

 

「どうでしょうか。やっぱり難しいですか」と聞くと「むずかしい」と皆さん笑っておられたのですがわたしの解説とひとこと一言を噛み締めて「わたしが味わって喜んでいる部分」を強調しました。

 

 お話しが終わる頃に「どうですか。わかりやすくて簡単でしょ?」と伺ったら皆さんニコニコしていました。

 

 わかるのです。その笑顔が見たくて精一杯お話しをしました。

 

 帰り際、寳満寺の坊守さんに『今年、奥様と死別なさった方がはじめて参加でしたから、来年も脇本さんのお話しの時に誘っておきますね^^』とご丁寧に笑顔で送り出してくれました。

 

 寳満寺さんに「また来年」というお言葉を頂戴すると一年間、つらいことがあっても不思議と乗り越えていく事ができるような気になります。ご門徒さんの笑顔もすこぶる励みとなりました。

 

 私たちは元気な時や日頃忙しいという言い訳をして「老病死」を考えないようにしているだけなのかもしれないと在宅ホスピスの本を読みながらお念仏しています。

 

 「死」を考えないのは「尊厳」をどうするかおろそかにすることです。